市朗怪全集とは
実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集!
1990年代に巻き起こったJホラー・ブームを牽引した実話怪談界の大御所が、満を持して登場する!!
全てが実話。この現代に現れた闇と異界の世界を聴け!!
内容紹介
『火の玉・人魂の正体を考える パート1』
浜辺の火の玉(4分)
主婦のYさんが子供の頃のこと。夏の夕暮れに一人浜辺で砂山を作って遊んでいると、浜の向こうに真っ赤な日の丸のようなものが浮いているのを見た。だんだんと日も暮れ、その日の丸がハッキリ見えてくるとそれは…。
流れ人魂(6分)
高校生まで広島の実家で暮らしていたY子さん。期末テストに備え、自宅での勉強の毎日だった。その晩も気が付けば夜中の2時。ふと、窓の外を見ると奇妙な光が飛んでいた。それも一つや二つではなく…。
軒下の人魂(4分)
Kさんが夜中に犬の散歩に出かけた時のこと。急に犬が鎖を切って走り出した。Kさんは「どこ行くんや」と必死で犬を追いかける。けたたましく吠えながら、犬はある場所でピタリと止まって何かに向かって吠え続けている…。
火の玉・人魂とは何だろう?(13分)
古来より幽霊の出る前兆として、火の玉、人魂が現れるという表現がなされてきた。現代の怪談においてはどうなのだろうか。 今でも火の玉、人魂の目撃例は数多くあるのだが、一体その正体は何なのだろうか。怪異蒐集家としての考察。
冷魂(12分)
人魂に触れたという人がいる。Fさんが子供の頃のこと。神社のお祭りで、鎮守の森から違和感のある音が聞こえて来た。誘われるかのように森の中に入っていくと、呪詛をする女の人を見かけてしまう。慌てて逃げだしたのだが、その後に人魂が付いて来て、触れてしまった。
未練の人魂(8分)
著者中山自身。小学生の頃、早朝に斜向かいの家の周りを飛び回る人魂らしきものを見たことがある。朝食時、両親の話の中にその家の家庭事情が語られた。それで思った。あの人魂は…。
演出としての火の玉と人魂(25分)
芝居、講談、落語の怪談噺。ここに出て来る火の玉の意味からもっと深層を覗いてみたいと思う。実は、火の玉の目撃情報は世界中にある。リンが燃える。土葬か火葬か。プラズマ説。それぞれの説についての考察する。
人魂採集(6分)
Mさんの父方の実家は山形県の山村にあるという。彼女は小学6年生まで、夏休みと言えばその実家で過ごしたのだが、夕方になると不可思議なものをよく見たという。父親に尋ねると「あれか?人魂だよ」という。そして「捕まえてみるか?」と言われ、網を持って近づいてみたのだが…。
共同墓地(10分)
芸人のG君と共に、生首村と呼ばれる呪いがかかっている村に訪れたことがある。村のことを調べるうちに、お盆の時期の共同墓地に大量の火の玉が飛ぶという証言があった。私たちは真夜中に潜入し撮影したビデオには…。
火の柱(7分)
人が亡くなると人魂になるという。一方、亡くなると火の柱になるという話しもある。九州のある広大な干潟でのこと。ある夫婦が海苔養殖の作業の為海に出かけたまま帰ってこないことがあった。大捜索となった村人たちは、見たのである…。
キケン信号(9分)
Cさんは彼女の家に車で向かおうと山道を車で走っていると、急に全身に鳥肌が立ち、アクセルを踏み込む衝動にかられた。サイドミラーを見ると何かが飛びながら追いかけてきており、身の危険を感じる。それは。顔のある人魂だった。しかも。一つではない。
中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール
作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。
怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。
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