
インドでは古来、人生を4期間に分けて考え、50歳から75歳ごろまでを「林住期」と称し、「人生最高の黄金期」と考えました。林住期は「自分の内面と向き合い自分らしく自由に生きる時期」でもありますが、自由に生きるには他人任せ、国任せにしていてはいられないのが現代です。不安を感じたその瞬間から逃げずにしっかり向き合い、「今から」対処していくことで、人生のラストステージを悔いなく心晴れやかに生きていくことができます。
老後には、「孤独」「健康」「お金」という三大不安があるとされます。本書では、スペシャリスト2人の対談を通じて、そのすべてを解消していきます。「孤独」と「健康」対策については、現在58歳のベストセラー精神科医作家・奥田弘美が主に解説。精神科医・産業医として、絶えず心と体の悩みに向き合う中で見えてきた、ウェルビーイング理論を活用した準備・対策を解説します。
「お金」の不安対策については、元・青山学院大学教授で、お金の専門家である榊原正幸が主に担当。60歳前後で嫌な仕事をいっさい辞めて経済的精神的自由を謳歌する「FIRA60(Financial Independence Retire Around 60)」という生き方を提唱した同氏が、本書ではそれを基にした「FIRA70」を提案します。対談形式のやさしい解説で三大不安が丸ごとスッキリ間違いなし!
第1章 老後は人生でいちばん自由な時間
老後の不安には、まず行動。それだけで心の支えが生まれる。
不安は、未来からのメッセージ。受け取るところから準備が始まる。
何歳になっても、「今ここ」を楽しむ気持ちが大切。
「FIRE」より「FIRA60」。急いで辞めず、好きな仕事は続ける。
50歳からは「林住期」。 自分らしく生きる季節が始まる。
<コラム>
第2章 「孤独」は楽しみ「孤立」は避ける
忙しい毎日がふと止まったとき、孤独は初めて顔を出す。
孤独は思ったより悪くない。気を付けるべきは「孤立」だけ。
40代からは仕事も子育ても からまない友人を増やしていく。
シニア期の友人関係は「連絡する側」に回らないと長続きしない。
定期的に人に会える場所が必要だが、習い事やサークル選びにはコツが必要。
仕事はお金だけではなく、「つながり」を確保する手段でもある。
「年賀状じまいブーム」には乗らない。切った縁は簡単には戻らないから。
若い人との接し方のお手本は、ロバート・デニーロ。
「してくれない族」にならないために、子供と接するときに気をつけたいこと。
おひとり様、子供のいない人ほど、実は親族の縁は繋いでおいたほうがいい。
第3章 健康対策は「ほどほど」がちょうどいい
50歳からの不調は、身体の経年劣化。誰にでも起こる自然な変化に過ぎない。
コントロールできることに絞れば、あとは「今ここ」を楽しむだけ。
多くの癌はたばことつながっている。今日がいちばんの止めどき!
食事も、酒も、運動もストイックは続かない。楽しくがまんできる範囲で。
睡眠不足は癌もうつも招く。寝る時間だけはケチらない。
ホスピスで見てきた穏やかな旅立ち。「これで思い残すことはない」
延命医療で延びる寿命は、そのほとんどが「寝たきり」の時間。
家族の迷いと重荷を減らすのも、リビングウィルの大切な効能。
寝たきりの対策は、そのまま認知症予防にもなる。
<コラム>
・車いす生活、寝たきりにならないための予防策
第4章 老後は自分の代わりにお金に働いてもらう
現金がじわじわ溶ける時代に 年金だけでは太刀打ちできない。
利子がつかない銀行に預けるくらいなら優良株に投資して「配当」をもらおう。
早期退職を目指してはいけない。 まずは「イヤな仕事」だと思う理由を分析する。
本業・副業・運用。老後のお金は「三本の矢」で増やす。
「お金は死ぬまでに使い切ろう」という考えはかえって老後不安のもとになる。
第5章 安全第一で賢く増やす 榊原流・株式投資入門
「株は怖い」というあなたへ。まず知っておくべき大前提は2つ。
勉強するより、まず始める。最初の一歩は、オンライン証券の口座開設。
話題の人気株には手を出さず、狙うのは不況でも生き残る、借金の少ない企業。
いつ、いくらで買い、いつ、いくらで売るか?その判断基準。
焦らずコツコツ運用していけば資産はちゃんと増殖していく。
<コラム>
おわりに(二人の著者から)
現役大学教授が教える「お金の増やし方」の教科書 勝率99%の科学的投資法
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60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?
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