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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/13 16:49, 提供元: フィスコ 13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、医薬株に買い*16:49JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、医薬株に買い13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.55ポイント(0.48%)高の3683.47ポイントと3日続伸した。約3年11カ月ぶりの高値水準を回復している。 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が引き続き相場の支えとなった。中国の関連部局は12日、内需拡大に向けた景気刺激策の一環として、サービス業や個人の消費ローンに対する利子補給を実施すると発表。そのほか政府は、製造業の「内巻」(過当競争)是正に向けた動きを強めているほか、少子化対策などにも注力している。また、米国で9月利下げ観測が再び強まったことも材料視された。昨夜の米株市場では、ナスダック指数が2日ぶりに史上最高値を更新している。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、医薬の上げが目立つ。昭衍新薬(603127/SH)が9.2%高、薬明康徳(603259/SH)が7.2%高、浙江華海薬業(600521/SH)が3.9%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.9%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.6%高で引けた。消費刺激策の恩恵があると期待されている。当局が打ち出した消費ローンの利子補給は1件当たり5万人民元(約103万円)以下の消費が対象だが、健康・医療など重点分野は5万人民元を超えた場合でも対象となると説明された。 ハイテク株も物色される。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が10.0%(ストップ)高、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が7.1%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.2%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が3.1%高、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が2.4%高で取引を終えた。素材株、自動車株、証券株、不動産株、インフラ関連株なども買われている。 半面、銀行株はさえない。江蘇銀行(600919/SH)が2.4%、中国建設銀行(601939/SH)が1.7%、中国銀行(601988/SH)が1.4%、中国工商銀行(601398/SH)と招商銀行(600036/SH)がそろって1.0%ずつ下落した。エネルギー株、公益株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.19ポイント(0.07%)安の267.18ポイント、深センB株指数が12.18ポイント(0.92%)安の1314.17ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |