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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/06 13:08, 提供元: フィスコ シーラHD Research Memo(8):2026年5月期は経営統合記念配当と株主優待も実施*13:08JST シーラHD Research Memo(8):2026年5月期は経営統合記念配当と株主優待も実施■シーラホールディングス<8887>の株主還元策 株主還元については、株主に対する利益還元を重要項目の1つとして位置付けている。安定的かつ恒久的な経営基盤の確保と自己資本利益率の向上に努めることを基本方針としている。この基本方針に基づき、2026年5月期の配当予想は、経営統合記念配当2.00円を含めて年間12.00円(中間配当6.00円=普通配当5.00円+記念配当1.00円、期末配当6.00円=普通配当5.00円+記念配当1.00円)としている。予想配当性向は57.0%となる。 また、株主優待として、2025年11月30日時点で200株以上を保有している株主を対象に、保有株式数に応じてデジタルギフトを贈呈する。さらに、株主優待対象株主のうち「利回りくん」に本登録している株主には、保有株式数に応じて電子ポイント「利回りくんコイン」を追加で贈呈する。「利回りくんコイン」の付与は、「利回りくん」の新規利用や既存利用者の株式購入を促し、サービス拡大により得られた利益を株主に分配する好循環を生むことで、「シーラファン」の拡大を狙ったものである。なお、今回の株主優待については特別措置となるが、今後も業績・財務状況等を総合的に勘案し、継続的な株主還元策として株主優待を検討していく。同社資料によると、2025年6月2日の株価(終値329円)で算出した総合利回り(配当+優待利回り)は最大10.40%となる。 さらに2025年7月24日付で自己株式取得を発表した。資本効率の向上及び株主への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的かつ柔軟な資本政策の実施を可能とすることを目的としている。取得する株式の総数(上限)は500,000株、株式の取得価額の総額(上限)は150百万円、取得する期間は2025年7月25日〜2025年10月31日(予定)としている。 ■サステナビリティ経営 「利回りくん」によるファンド組成など事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献 同社はサステナビリティ経営に関して基本方針やマテリアリティを公開していない。しかし、「利回りくん」による応援ファンド組成、不動産デベロッパー事業、再生可能エネルギー関連事業を通じ、社会課題の解決や持続可能な社会の実現へ積極的に貢献する方針である。 不動産デベロッパー事業では2022年3月に環境に優しいZEH-M Oriented認証を取得し、2023年12月に同社初のZEHマンション「SYFORME TABATA」を竣工した。また、同年12月に竣工したZEHマンション「SYFORME MOTOMACHI-CHUKAGAI」は、(一社)全国住宅産業協会が毎年行っている優良事業表彰において、第14回表彰の中高層分譲住宅部門(ワンルーム事業)で優良事業賞を受賞した。「利回りくん」関連では、全国の再生可能エネルギー関連や地域活性化関連の応援ファンドを数多く組成している。さらに再生可能エネルギー関連事業では、太陽光発電施設の開発・運営を拡大するとともに、バイオマス発電の導入により100%再生エネルギーによるサステナブルなコンテナ型データセンターを目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HN》 記事一覧 |