|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/10/01 16:54,
提供元: フィスコ
米政府機関の閉鎖リスクを懸念【クロージング】
*16:54JST 米政府機関の閉鎖リスクを懸念【クロージング】
1日の日経平均は4営業日続落。381.78円安の44550.85円(出来高概算23億1000万株)で取引を終えた。下期入りしたことで機関投資家からの期初の益出しが出たとの見方や、為替の円高傾向に加え、米国の政府機関の閉鎖懸念が一段と高まったことが投資マインドを悪化させた。心理的な節目の44500円を割り込むと下へのバイアスが強まり、前場終盤にかけて44357.65円まで下げ幅を広げる場面もみられた。ただ、その後は押し目を拾う動きもみられ、後場は下げ渋る動きのなかで44500円は上回って終えた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1500に迫り、全体の9割超を占めた。セクター別では、医薬品、その他製品を除く31業種が下落し、銀行、不動産、証券商品先物、その他金融の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、中外薬<4519>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、大塚HD<4578>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>が軟調だった。
前日の米国市場は、ファイザーがトランプ米大統領の医薬関税で合意したことを材料視した医薬株の上昇がけん引した形だったため、東京市場への反応は限定的だった。一方で、エヌビディアの上昇を手掛かりとした物色も限られており、アドバンテスト<6857>は辛うじてプラス圏をキープしたが、ソフトバンクGや東エレクなどが指数の重荷になった。前日に強い動きがみられた金融セクターは軟化していることで、物色の方向性が定まらない状況である。
米政府機関の閉鎖がほぼ確実となり、3日に予定されている雇用統計の発表は延期されることになる。このため、民間調査機関の経済指標に注目が集まることになり、米国で1日に発表される9月のADP雇用統計やISM製造業景況指数、製造業購買担当者景気指数(PMI)などに関心が向かいそうである。日経平均は目先的には25日線が位置する44000円辺りが射程に入ってきているが、下へのバイアスが強まる局面では押し目狙いのスタンスで対応したいところであろう。
《CS》
記事一覧
2025/10/03 09:35:日経平均は105円高でスタート、日立やJTなどが上昇
2025/10/03 09:34:ユニネク---反発、堅調な25年12月期9月度月次業績速報を発表
2025/10/03 09:25:サスメド---続伸、ブロックチェーン技術を活用した臨床試験システムの提供開始
2025/10/03 09:20:いちご---いちご本郷三丁目ビルにセットアップオフィスを導入、即入居可能な新オフィス環境を提供
2025/10/03 09:11:
2025/10/03 09:11:日経平均は294円高、寄り後は上げ幅拡大
2025/10/03 09:01:
2025/10/03 08:59:放電精密、スクリーンHD◆今日のフィスコ注目銘柄◆
2025/10/03 08:55:カプコン---ボトム圏からのリバウンド狙いのスタンス
2025/10/03 08:51:スクリーンHD---週足のシグナルが好転
2025/10/03 08:38:10/3
2025/10/03 08:37:前場に注目すべき3つのポイント〜半導体やAI関連株へ資金が集中〜
2025/10/03 08:36:半導体やAI関連株へ資金が集中
2025/10/03 08:25:米ハイテク株高を受け買い先行へ
2025/10/03 08:05:東証グロース市場250指数先物見通し:売り一巡後は反発か
2025/10/03 07:55:今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想
2025/10/03 07:53:2日の米国市場ダイジェスト:NYダウは78ドル高、AIに強い期待
2025/10/03 07:52:ADR日本株ランキング〜高安まちまち、シカゴは大阪比25円高の45095円〜
2025/10/03 07:52:今日の為替市場ポイント:米雇用統計の発表延期で主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性
2025/10/03 07:45:NYの視点:米年初来の人員削減は20年来で最高、ペースは鈍化
|