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失敗の投資法
この本はかなりボリュームがあるため、根気よく読む必要がある。内容は、レイダリオが称賛するとおり、「投資においてなすべきことと、なすべきでないことの貴重な本」である。 後半にプロフットボールの例えがあるが、株式市場ではプロの機関投資家が24時間、最新鋭のツールや情報源をもって参加しており、一般の個人投資家がまともに立ち向かえばひとたまりもないのは明らかである。 いまさらだが、個人投資家には、必死になってNVIDIAのような大化けする会社を見つける必要、日々のベンチマークとのパフォーマンスの優劣比較などのプレッシャーを気にすることや、プロと同じゲームのルールで戦う必要は全くない。 つまり、個人投資家は、日々の相場の動きや、乱高下に一喜一憂することなく、投資対象を定め、複利の効果も享受し、どっしりと長期運用することがいかに大切なことが良くわかる。 炎のディーラー
本書の表紙の下の方には「間違いを犯さないこと」!と書かれている。これからすると本書の内容は名著「敗者のゲーム」と同じような内容かなと思ったが、結論部分だけを見ると確かに共通するところは多いと感じられた。 本書は様々な間違いとか嘘を具体的に指摘する。 専門家の予想とか見解がいかにあてにならないかを投資分野だけでなく様々な業界の事例も挙げながら解説したり、率ではなく金額で相場の変動を表現することによる誤解や行動経済学的に我々が陥りがちな過ちを指摘したりしている。 そのいずれもが納得できるものだが、私自身が最も参考になったのは「私にはわからない」と言えるようになることの重要性だった。無知の知とも言えるこの指摘は、とりわけよくわからない用語や「高尚」な理論などをふりがざしたような金融商品の誘惑から自分自身を遠ざけ「わかる」ことに集中することに役立つ。 最終章ではより良い投資家になるための10のステップを紹介している。 挙げられた内容はそんなに新規性があるものではなく極めて常識的であり、またわかりやすいものだが、自分自身の運用がこれに反したものになっていないか振り返ってみるのは意味があるだろう。 ただ、本書では個別銘柄に投資することの楽しさやその意味などについてはあまりふれられていない。本書の趣旨とはやや異なるといえばそれまでだが、このあたりの投資の醍醐味などについてもふれてほしかったなと思った。 全体として、着実な資産運用のためには有用なアドバイス本になっていると感じた。 ふしみん 60代 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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