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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/03/19 13:01, 提供元: フィスコ

KaizenPF Research Memo(1):2025年12月期は黒字化を達成、2026年12月期は黒字定着へ

*13:01JST KaizenPF Research Memo(1):2025年12月期は黒字化を達成、2026年12月期は黒字定着へ
■要約

Kaizen Platform<4170>は、AI技術と専門人材を組み合わせたAIインテグレーターとして、企業のDX推進と顧客体験(UX)の最適化を支援する企業である。同社はコンサルティングから開発、マーケティングまでをワンストップで提供し、顧客のKPI改善やDXのROI(Return On Investment=投資収益率)向上を実現している。新たな成長戦略として、生成AIを活用したセミオーダー型アプリ群「Magical UX」を核に掲げている。成長性の高いマーケティングやカスタマーサービス分野の大手企業を主要ターゲットに、クロスセルなどを通じてARPU(Average Revenue Per User=1ユーザー当たり平均売上高)の向上とリカーリング売上の拡大を推進している。

1. 2025年12月期の業績概要
2025年12月期の連結業績は売上高が前期比3.7%減の4,354百万円、営業利益が29百万円(前期は28百万円の損失)、経常利益が同499.5%増の38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が29百万円(同171百万円の損失)となった。期初計画に対して、売上高は196百万円下回ったが、営業利益は19百万円、経常利益は38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は59百万円それぞれ上回った。売上高は全体として小幅減収となったが、クラウドの大幅増収・収益性改善がけん引して2020年12月期以来となる各段階利益での黒字化を達成した。クラウドにおいて生成AIによる収益貢献が第4四半期より本格化したことに加え、前期末にソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損損失を計上したため減価償却費が減少したことも寄与した。

2. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の連結業績予想は売上高が前期比5.6%増の4,600百万円、営業利益が同37.0%増の40百万円、経常利益が同3.5%増の40百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同32.9%減の20百万円としている。プロフェッショナル・クラウドともに伸長し、生成AI活用の収益貢献本格化も寄与して増収、営業・経常増益予想としている。そして黒字が定着する見込みだ。なおセミオーダー型のクラウドサービスはプロジェクトごとに初期段階では開発コストが先行するため、上期は利益水準がやや低下する可能性があるものの、プロジェクトの進行に伴って利益率が上昇し、収益貢献が本格化する。この点に加え、ARPUの向上が着実に進展していることなども勘案すれば、業績予想は達成の可能性が高いと弊社では考えている。

3. 成長戦略
同社は、IT投資がハードからソフト・サービスへ推移する市場動向を見据え、生成AIを活用したAIインテグレーターとしての成長を目指している。戦略コンセプトとして「Magical UX」を据え、従量課金によるクラウド収益の拡大と高収益な事業構造への転換を図っている。具体的には、フォーム入力支援やパーソナライズ支援等のAIエージェントサービスを相次いで投入し、2026年1月には伴走型支援を行う子会社を設立するなど、ソリューション体制を強化した。営業面では金融・保険や通信・不動産といった、生成AIによるUX改善効果が顕著で、提供価値との親和性が特に高い業界の大企業に特化して、生成AIを業務フローに組み込むドミナント戦略を推進する。2025年12月期には各段階利益で黒字化を達成しており、大企業へのクロスセル戦略が着実に成果を上げている。現在は利益水準こそ低いものの、業績低迷期を脱し、生成AIを軸としたクラウド収益の成長によって新たな成長ステージへの移行が視野に入る。

■Key Points
・2025年12月期は2020年12月期以来の各段階利益黒字を達成
・2026年12月期は増収、営業・経常増益で黒字化が定着する見通し
・生成AI活用とクラウド収益拡大で収益性の高い事業構造を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


《HN》

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