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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/01/06 12:32, 提供元: フィスコ

アーレスティ Research Memo(2):グローバル展開する自動車部品向けダイカストのリーディングカンパニー

*12:32JST アーレスティ Research Memo(2):グローバル展開する自動車部品向けダイカストのリーディングカンパニー
■会社概要

1. 会社概要
アーレスティ<5852>は、国内11拠点に加え、米国、メキシコ、中国、インド、タイの5ヶ国7拠点に海外展開している。同社を含めて国内7社と海外7社でグループ経営を推進する。ダイカスト専業メーカーとして国内並びにグローバルにおいてもトップシェアに入るリーディングカンパニーである。主力の自動車向けダイカスト製品のほかダイカスト用金型やダイカスト周辺機器を製造・販売するダイカスト事業、ダイカスト用アルミニウム二次合金地金を製造・販売するアルミニウム事業、フリーアクセスフロアなどを製造・販売・施工する完成品事業を展開している。Research、Service、Technologyの追求と統合によって豊かな社会の実現を目指すことを企業理念として掲げ、それぞれの頭文字RST(アール・エス・ティー)を続けて読んだ社名を冠する。Researchとは絶えることのない新技術・新市場・新しい販売方法の開発・研究調査、Serviceとは人と人とのふれあいのなかでの本当に行き届いた温かいサービス、Technologyとは世の中に役立つ真によいものをハードもソフトも含め作ってゆく技術を意味する。それぞれを独立して捉えるのではなく、それぞれがお互いに深く支えあい利用しあいながら、互いをよりすばらしいものへと磨きあっていくという有機的な関係として捉える。また、タグラインを「Casting Our Eyes on the Future」と定め、社名に込められた企業理念を実現すべく、同社で働く者すべての視線が、常に顧客、地球環境、そして同社自身の未来へ向けられ、Research、Service、Technologyにおいて常に主導的リーダーに立ち前進しようという企業姿勢を示している。

2025年3月期売上高の92.6%をダイカスト事業が占め、アルミニウム事業が4.4%、完成品事業が3.0%を占める。また、売上高の53.0%がダイカスト事業の海外売上高であり、そのうち約6割が北米、残りをアジア(国内を除く)が占める。主力となるダイカスト製品は9割以上が四輪自動車の部品であり、自動車のエンジンやトランスミッションなどに多く使われている。そのほか発電機や船外機部品なども含めて年間約3,700万個を生産し顧客に製品を提供している。

2. 沿革
同社は、1938年東京都板橋区に前身となる志村アルミニウム(株)を創立し、アルミニウム合金地金、ダイカスト製品、アルミニウム砂型鋳物の製造を開始した。1943年には扶桑軽合金(株)(現 (株)アーレスティ)を設立した。1960年には(株)日本精密金型製作所(現 (株)アーレスティダイモールド浜松)を設立し金型の製造を、同年に扶桑軽合金浜松工場の操業を開始した。1961年には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1962年には東海精工(株)(その後(株)アーレスティプリテックに社名変更)を設立し、日本初フリーアクセスフロア「モバフロア」を発売するなど完成品事業にも進出している。以降は、京都ダイカスト工業(株)豊橋工場(その後アーレスティと合併し、東海工場となる)、栃木フソー(株)(その後(株)アーレスティ栃木に社名変更)をはじめとして、国内各地にダイカスト製品製造子会社と金型製造子会社を次々と設立し業容を拡大した。1984年には熊谷工場(アルミニウム合金地金生産)、東松山工場の操業を開始し、1985年にはダイカスト周辺機器を製造・販売するパスカル販売(株)(現 (株)アーレスティテクノサービス)を設立した。1988年には社名をアーレスティに変更し、2017年には、国内ダイカスト工場7拠点でIATF16949認証を取得している。

また、1988年には米国にダイカスト製品製造を行うアーレスティウィルミントンCORP.(以下、「米国ウィルミントン」)を設立し海外進出を開始した。1997年には金型製造のタイアーレスティダイCO., LTD(以下、「タイダイ」)を、2002年には設計を行うタイアーレスティエンジニアリングCo., Ltd.(以下、「タイエンジニアリング」)を設立した。中国においては、ダイカスト製品製造を行う広州阿雷斯提汽車配件有限公司(以下、「広州阿雷斯提」)、合肥阿雷斯提汽車配件有限公司(以下、「合肥阿雷斯提」)を2003年と2010年に設立し、金型製造を行う阿雷斯提精密を2005年に設立した(阿雷斯提精密は2025年7月売却)。また、メキシコには2006年にアーレスティメヒカーナS.A.de C.V.(以下、「メヒカーナ」)を、インドには2007年にアーレスティインディアプライベートリミテッド(以下、「インディア」)を設立し、海外展開の拠点網を整備した。なお、タイエンジニアリング以外は、同社100%出資の連結子会社である。

2013年には本社をテクニカルセンターのある豊橋市に移転し、東京都中野区にあった旧本社を東京本社とした。2014年には東京証券取引所市場第二部から同市場第一部に移行し、2022年には東証プライム市場に移行した。同年にはアーレスティダイモールド浜松、(株)アーレスティダイモールド栃木、(株)アーレスティダイモールド熊本が、アーレスティダイモールド浜松を存続会社として合併、またアーレスティプリテックも同社が吸収合併した。なお、国内子会社はすべて同社100%出資の連結子会社である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)



《HN》

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