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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/12/04 15:42,
提供元: フィスコ
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(2)
*15:42JST フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(2)
フルハシEPO<9221>
■決算説明
まず、業績のポイントをご紹介いたします。2026年3月期第2四半期は、売上高・営業利益ともに過去最高を達成いたしました。特に売上高は、6期連続で過去最高を更新しております。
続いて、中期経営計画についてご説明いたします。中期経営計画における拠点展開では、本年9月に名古屋CEセンターが稼働いたしました。この「CE」は、サーキュラー・エコノミー(Circular Economy)の頭文字を取ったものです。
さらに、現在12か所の拠点については進行中であり、順次、許認可の申請作業等へ移行している状況です。
最後に株主還元について申し上げます。2026年3月期の中間配当は15円、期末配当も15円を予定しており、通期で30円の配当となる見込みです。前期比で2円の増配となります。
続いて、本日の目次をご説明いたします。本日は、こちらの4項目についてお話しします。
まず1点目に、2026年3月期第2四半期の決算業績をご説明いたします。2点目に、3月期通期の業績予想についてお伝えいたします。3点目に、中期経営計画の進捗状況をご説明し、最後に4点目としてトピックスをご紹介する流れとなっております。
それでは、業績の説明に入ります。まずサマリーとして、2026年3月期第2四半期は、売上高・営業利益ともに過去最高を更新いたしました。売上高は48億7,300万円、営業利益は5億400万円、中間純利益は3億6,800万円となっております。
次に、市場環境についてご説明します。主力であるバイオマテリアル事業は、輸入木質燃料チップとの競合関係にあります。しかし現在、為替の円安により輸入木質燃料チップのコストが大きく上昇しています。また、海外から長距離輸送されるため、輸送時に発生するCO2排出量の増加が懸念されています。
一方、当社の木質燃料は国産エネルギー源であり、輸送距離が短く、CO2排出量を抑えられる点で環境負荷の低減に寄与しています。さらに、建設系や事業系を中心とした木質系廃棄物の発生量は安定しており、空き家問題など社会課題として増加する資源も、今後は有効な原料として活用されていく見通しです。
続いて、トピックスについてご説明します。まず、中期経営計画に基づく量的拡大として、前期に稼働した愛知第八工場が引き続き寄与しております。また、輸送コストや電力単価の上昇に伴い製造原価が増加しているため、製品単価の改定を実施しました。この単価改定が売上増加にもつながっています。
さらに、本年9月には中日本地域の新たな拠点として、名古屋CEセンターが稼働を開始いたしました。こちらも今期の大きなトピックスであると考えております。
次に、売上高の推移についてご説明いたします。2026年3月期第2四半期の売上高は48億7,300万円となり、前年同期比8.8%の増加となりました。6期連続で過去最高を更新しており、順調に推移しております。
また、2026年3月期通期の売上高は103億2,200万円を予想しております。こちらも前年同期比10%の増加を見込んでおり、通期ベースでも6期連続の過去最高更新となる見通しです。非常に安定的な成長軌道にあると考えております。
この売上の拡大は、主力であるバイオマテリアル事業と資源循環事業の成長によるものです。これら2つの事業を通じ、サーキュラーエコノミーの実現や資源循環型社会の形成に、これまで以上に貢献していきたいと考えております。
次に、損益計算書についてご説明いたします。繰り返しになりますが、売上高は48億7,300万円で、前年同期比8.8%の増加となりました。営業利益は5億400万円で、前年同期比13.6%の増加です。
一方で、経常利益は4億9,800万円となり、前年同期比24.8%の減少となりました。その結果、中間純利益も3億6,800万円となり、前年同期比17.2%の減少となっております。
この減少要因についてご説明します。前期は、営業外収益として保険解約返戻金が1億9,400万円計上されておりました。しかし今期は同様の収益が発生しておりません。この差分が大きな要因となり、今期の経常利益および中間純利益が前年を下回る結果となりました。
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(3)に続く
《MY》
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