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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/10/03 11:26,
提供元: フィスコ
株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
*11:26JST 株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
アルトナー<2163>
次の質問です。半導体や自動車、AI、ロボティクスといった成長分野が多くありますが、現状で特に引き合いが強いのはどの業界・分野でしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。現在、当社の営業戦略として重点を置いているのは、自動車関連メーカーと半導体製造装置メーカーです。したがって、実際のエンジニアの引き合いもこの2分野からが最も多くなっております。
●DAIBOUCHOU
そうすると、半導体関連は「電気機器」に入るのでしょうか。それとも「精密機器」でしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。これは日本の規格で定められた産業分類に基づいています。総合メーカーの場合は主たる事業が基準となって分類されます。そのため、半導体製造装置メーカーは「電気機器」や「精密機器」に分類されるケースが多いです。
●DAIBOUCHOU
なるほど。つまり、どちらかに分類されているということですね。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。
●DAIBOUCHOU
そして自動車は「輸送用機器」に分類されるわけですね。そうすると、電気機器と精密機器を合わせてトレンドを見ていけば、全体の傾向が把握できるという理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。そのように読み取っていただければと思います。
●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。
次にお伺いします。AIやAIエージェント、いわゆる生成AIの普及によって、技術者派遣の業務の一部が自動化されるリスクもあると思います。この点について、どのようにお考えでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。生成AIの普及についてですが、既存の技術領域における一部の変更や改修といった業務において、AIの活用が効率的に設計業務へ展開されると予測しています。その際には、ビッグデータをもとにAIを活用することで、時間効率も含めて業務の生産性を高めることが可能になると考えております。
●DAIBOUCHOU
なるほど。AIの活用によって、むしろ仕事が増える領域もあれば、自動化されて効率化が進む領域もある、という理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。主に設計業務において活用が広がっていくと考えています。
●DAIBOUCHOU
設計業務の一部をAIで自動化する、そういうイメージですね。
■アルトナー 関口様
はい。少し表現を借りるなら、「当たりをつける」作業にAIは非常に有効だと考えます。ビッグデータを活用したAIからの回答だと思います。
●DAIBOUCHOU
なるほど。AIで当たりをつけ、その後は人間が細かく調整して仕上げていく、そういう流れですね。
■アルトナー 関口様
はい。その結果、時間効率は飛躍的に向上すると思います。
●DAIBOUCHOU
確かに、ゼロから方向性を探るより、AIが当たりをつけた状態から調整する方が効率的で、最終的な目的を達成しやすいということですね。そうすると、受注単価が変わらなければ、むしろ効率性が高まる分、収益性は向上する可能性があるということですね。
■アルトナー 関口様
はい。そのような期待が持てると思います。
●DAIBOUCHOU
なるほど。そうすると、派遣という形で「1人いくら」とお客様に請求するモデルより、プロジェクト案件として請負で受託する場合、受託後に内部の人財効率を高め、人件費を削減して収益性を高めることが重要になる、という理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。まさにその通りです。AIの活用によって時間効率が大幅に改善されると、1人あたりの業務工数が減少する可能性が高まります。その結果、これまで10人で対応していた仕事を、7人、あるいは5人の時間で完成させるといった効率性が実現できます。したがって、今後はAIの活用を含めた総合的な設計力をいかに高めるかが、同業他社との競争における重要なポイントになると考えています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。つまり、従来10人で行っていた作業を5人で実現できれば、仮に単価を引き上げても工数は半分で済み、受注価格を抑えつつ収益性を向上させられる。一方で、10人でしか対応できない企業は競争に負けてしまう、そういう流れですね。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。その分、1人あたりのエンジニアの時間単価は上昇する期待も持てます。
●DAIBOUCHOU
なるほど。そうすると、AIを活用することで、従来では不可能だった作業量を1人でこなす「スーパーエンジニア」が生まれる可能性もあるということですね。
■アルトナー 関口様
はい。AIを武器として活用できるかどうかが、エンジニアにとって非常に重要になると考えています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。つまりAIをプラスに活かせることが、今後の鍵になるということですね。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。
●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。
次の質問です。特定の業界や顧客、例えば自動車や半導体といった分野に依存度が高まることのリスクについて、どのように管理されているのでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。当社の技術者派遣事業における最大の経営リスクは「非稼働」にあります。当社は正社員型の技術者派遣を展開しているため、エンジニアが派遣先に出ていない状態、すなわち売上高が計上できない状態が最大のリスクとなります。そのため当社では、1人のエンジニアに対して最低でも10社以上の見込み客や期待顧客をあらかじめ設定するというリスク管理を行っています。
これにより、例えばあるエンジニアの契約が終了した場合でも、速やかに次の業種やプロジェクトに参画できる体制を整え、高い稼働率を維持しています。このような仕組みによって、非稼働リスクを最小化し、特定業界への依存度が経営リスクとならないようリスクヘッジを図っております。
●DAIBOUCHOU
現在の稼働率が97〜98%とのことですが、これはほぼ100%に近い状態で稼働しているという理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。エンジニアの移動によるロスを考慮するとその通りです。例えば、あるプロジェクトが9月30日に終了し、翌日の10月1日から次の派遣先で稼働すれば稼働率は100%となります。しかし実際には数日から数週間の間隔が生じることもあります。その積み重ねにより、稼働率は100%をわずかに下回ることになります。したがって、常識的な範囲としては98.5〜98%程度が目標水準と考えています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。直近の97%という数字も、そうした間隔によるものであり、特段心配する必要はないということですね。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。おおむね例年並みの水準で推移していると考えております。
●DAIBOUCHOU
一方で、第2四半期は比較的稼働率が下がりやすい傾向があるのでしょうか。季節性の要因もあるのではと思いますが。
■アルトナー 関口様
はい。お客様の決算期が3月や4月に集中していることが大きな要因です。そのため、第1四半期や第2四半期の終了時期、すなわち6月末や9月末といった節目に契約が一区切りとなることが多く、稼働率が一時的にばらつく傾向があります。
●DAIBOUCHOU
なるほど。よく分かりました。つまり、稼働率が97〜98%であれば、基本的には次のプロジェクトが既に決まっており、その移行期間に一時的な空きが生じることで、稼働率が若干調整されるということですね。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。移動人数が多い時期には、次のプロジェクトへの移行に伴う日数のロスが発生することになります。
●DAIBOUCHOU
わかりました。では次に、技術者数についてお伺いします。直近で31人増加しているとのことですが、これは1年間での増加でしょうか。
■アルトナー 関口様
いえ、四半期ベースでの増加になります。平均すると四半期ごとにその程度の増員となっています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。やはり4月に新卒入社が集中しているので、その時期の増員が最も大きいということですね。新卒は151人ほど入社されたと理解してよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。最も多いのは4月の新卒入社で、その後にキャリア採用が加わり、徐々に増えていくという傾向です。
●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。
株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く
《KM》
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